朝7時台の電車に乗らなければならないので、ホテルの朝食は抜きだ。
昨日見た植物園みたいなアトーチャ駅からRENFE(国鉄)で出発。昨日下見をしているので大丈夫だ。
…と思ったのだが、昨日と違い地下鉄に乗ってアトーチャ駅に到着するも、乗り換えの方向が分からない。
駅構内にどの列車に乗るべきか等の情報が全くない。昨日と同じ同じ駅のハズなのに昨日の植物園が見あたらない。そして文字が読めない。
やばい。。時間がないぞ。ちょっと致命的だ。
勘に頼って、とりあえず目に付いたエスカレーターを登ってみた。。ら、何やら荷物検査のゲートが。
これか?
荷物検査にチケットを見せると、どうやら正解。
「こっちだ」と指をさされ、ホームに誘導された。
出発5分前。もうちょっと迷っていたらアウトだった……

ホームは人気が少なく、列車に乗り込んでもやっぱり乗客は少なかった。
特急なので車両も長いのだが、中は女子学生2人組と老夫婦、親子連れの3組だけ。
3席を占有しての6時間の旅。うむ。優雅だ。
まぁ、相当退屈なわけだが。。
隣の老夫婦がDSをやっていたのが印象的だった。
日本のゲームってすごいなぁ。
さて、腹も減ったので朝食にしよう。
昨日サント・トメで買ったマザパンがあるのだ。

一つつまんで食べてみる。
うぁ甘い。
何だろう。………何にも似てない。
スペインで食べるものって、何にも似てないことが多い。不思議だ。
これ、アーモンドの粉で作るらしい。
食感はねっとりした薄皮のヒヨコまんじゅう?
甘くてちょっとクセがあるんだが、不思議と後を引く。
美味しい…のかもしれない。よく分からん。
何しろ6時間もあるのに食べるものがコレしかないので、8個完食してしまった。
それにしてもグラナダまでの距離は遠い。
その間、基本的に何もない。地平線が見えるんじゃないかというぐらい何もない。
ものすごく時間をもてあましながらも、12時過ぎ、予定よりやや早くグラナダへ到着。
グラナダはマドリードの思い切り南にあるので、さらに暑い。
5℃ぐらい違う気がする。
タクシー待ちが列をなしていたので、とりあえずスーツケースを引きずって駅前の並木通りを歩いてみた。大通りに出ればタクシーもよく通だろう。
しかし困ったことにガイドブックのグラナダの地図にはホテルは載っていても駅が載っていない。つまり、駅とホテルの位置関係が分からない。駅はみんな使うんだから地図に載せてくれよ。。「→駅方面」とか書かれても。
方向を無視して何とかタクシーを捕まえ、ホテルへ向かってもらう。
今回泊まるナバスホテルは、バル街になっているナバス通り沿いにある小さめのホテル。
「中高級」の割には部屋も狭いしドアのカギも開きにくいしと気になるところはあるが、まぁ生活には困らない。
とにかくホテルの前には大量のバルが並んでいて、朝から晩まで活気のあるエリアだ。
とりあえず重い荷物をホテルに起き、昼食と観光の旅に出ることにした。