ロシア旅行記

〜人はどこまでいいかげんな旅ができるか10〜

<登場人物>

るしふぇる 筆者。仕事は多いがやる気はないへたれSE。春から夏にかけて地獄を経験し、何かが弾けて長期休暇をGET。版図拡大のために、世界最大の国家ロシア侵略を狙う。
たけし 最近ますますテツに磨きのかかってきた鉄道業界関係者。筆者とは以前インドに行っている。口車に乗せられて、いつの間にか初ヨーロッパ旅行がロシアに。後はブラジル行ってBRICs制覇か?

 

第一章 出発(1日目)

第二章 モスクワ 赤の広場(2日目)

第三章 モスクワ クレムリン(2日目)

第四章 黄金の輪1 ウラジーミルとスズダリ(3日目)

第五章 黄金の輪2 ヤロスラヴリ(4日目)

第六章 黄金の輪3 セルギエフ・パッサード(5日目)

第七章 サンクトペテルブルグ1 エルミタージュと琥珀の間(6日目)

第八章 サンクトペテルブルグ2 ピョートル宮殿(7日目)

第九章 帰国(8日目〜9日目)


<<プロローグ>>

 初めて添乗員同行ツアーを利用した海外旅行。
今回の行き先は、世界の陸地面積の実に1/8を占めるロシア連邦だ。
ソ連時代は1/6、日本の60倍以上の面積を誇っていたのだからとにかくデカイ。

ロシアというのはなかなか行くのが難しい(それでも昔に比べれば遙かにましだろうが)
「地球の歩き方」によれば、ロシアのビザを取得するためには「バウチャー」と現地旅行会社からの「受け入れ確認書」が必要になる。バウチャーはホテルや交通機関、現地ガイド、送迎車などの事前予約証明証だ。

そのあたりの書類に不備があるとビザが下りないこともあるという。そうなると飛行機もキャンセルせざるを得ない。
それから、現地に行った後も「滞在登録」が必要で、実際には入国カードとパスポートを滞在先のホテルに渡し、入国カードに滞在期間のスタンプを押してもらうことになる。これが漏れていると……それはそれはえらいことになるらしい。

以上を総合した結果、自力で旅行をするのはかなり辛いようだ。素人どころか玄人にもお勧めできない。
ロシアの文字(キリル文字)がさっぱりわからないことも手伝って、今回は阪急交通社のツアーを使用することにした。7泊9日、払った旅費は過去最高額だ。

今回の同行者はたけし。ヨーロッパ初にしてロシア。順番がおかしい。

3日休めば9連休という組み合わせだったので、何とかうまく休暇をあわせることができた。ただ、みんな同じことを考えるもので今度は旅行の予約を取るのに一苦労。

一時は関空出発という荒技も考えていた。何とかキャンセル待ちが出て、成田発がうまくいったのだが。。

それにしても毎回毎回予定を合わせるのが大変だ。社会人の宿命か。学生時代も意外と大変だった気がするが。